今年も RubyKaigi 2025 に行ってきました。

今年みたセッション一覧を日毎に。

Day 1

  1. Ruby Taught Me About Encoding Under the Hood
  2. Bringing Linux pidfd to Ruby
  3. The Evolution of the CRuby Build System
  4. Deoptimization: How YJIT Speeds Up Ruby by Slowing Down
  5. Ruby’s Line Breaks
  6. State of Namespace
  7. TRICK 2025: Episode I

初日のキーノートは、 @ima1zumi さんで文字コードの話してくれました。 つぎは @mensfeldpidfd の話を聞きました。 これは server 動かしているとはまる問題、 pid の使い回しによるバグの対処方法として pidfdRuby に対応したという話でした。 オチは、そもそも overkill で不要だったねという。 午前の終りは @kateinoigakukun さんのビルドシステムの話でした。 Ruby のビルドシステムのリプレースを考えているようでした。 午後一発目はお馴染 ShopifyYJIT チームの @k0kubun さんの話。 YJIT を速くするために、如何に deoptimization するかという話で、速くするための方法を話していました。 パーサーギャング 一味のドン、@yi-knk さんの話で今年楽しみにしてた発表。 Namespace の話は @tagomoris さんがやってくれました。 今年のうちに入りそうな雰囲気を感じた。 いったん休憩して trick へ。

Day 2

  1. Performance Bugs and Low-level Ruby Observability APIs
  2. Dissecting and Reconstructing Ruby Syntactic Structures
  3. ZJIT: Building a Next Generation Ruby JIT
  4. Bazel for Ruby
  5. The Implementations of Advanced LR Parser Algorithm
  6. Lightning Talks

dd-trace-rb の作者 @ivoanjoobservability の話。 もう同じ目的をもった @osyoyuスマートバンクブログで解説しているのでそちらを参照。 新米 Ruby Commiter@ydah です。 lramaRubyparse.y をどう読み込むのか、どう構造化するのかの話でした。 Shopify YJIT チームの親分、 maximecb の発表。 新しい JIT 、今年一番の衝撃 ZJIT の提案。詳細は Proposal to upstream ZJIT を見てくれ。 パーサーギャング 一味のトリ @junk0612 の発表。 lramaIELR を適用してみる話。まあ遅かったりするようです。 最後に

Day 3

  1. Ruby Committers and the World
  2. Improving my own Ruby
  3. The Ruby One-Binary Tool, Enhanced with Kompo
  4. Toward Ractor local GC
  5. Modular Garbage Collectors in Ruby
  6. Matz Keynote

@sisshiki1969 さんで、rustruby 処理系を作ってる人で、速くした話でした。 @ahogappa さんが作ってる kompo というツールの話で、この kompo はバイナリー1つにまとめてくれる便利ツールです。 今回は Rails アプリが動くようになった話をしていました。 @peterzhu2118 さんが GC (Garbage Collection) をモジュール化して入れ替えれるような話をしてました。 さいごに @matz のキーノートで Ruby のこれからの話、AI の話などなど。

おわり

おそくなったけど、一旦聞いたセッションをまとめてみました。来年は函館で東京から電車一本で行けるので楽そうですね。 おわり。